WANランクアップ通信

犬との生活2.0 横浜市で犬のしつけ・イベント・セミナーを行うclover(クローバー)のブログです

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おこげ闘病メモ<食事編>

2024/04/12

私の最高の相棒で同志で家族である「おこげ」(黒パグ・メス)が2016年7月11日未明に14歳で旅立ちました。
口腔内にできたメラノーマ(黒くならないメラノーマ)で、2度の下あご切除手術後にも口腔内に再発、
放射線治療を薦められましたが1度目で麻酔のリスクを考え断念。
その後約1か月半、QOLを重視して負担と苦しみの少ないケアをした中での備忘録です。
この中の何かがいつか誰かの役に立つように。
おこげ闘病メモ<サプリ・治療編>
おこげ闘病メモ<ケア編>

食べやすい固さの食事探し

2度の切除手術で下あごの半分を失ったおこげ。
手術直後はあごの手術痕がくっついていないので、食器があごに当たることを避けるためにも
手から与えるお食事スタイルに。
ある程度の形はあってもほぐれやすい、絶妙な硬さの食事が必要でした。

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これをスプーンにすくって手に取り、おこげの口に少し押し込む形で与えていた、のですが
普段手作り食だったので、このフードの絶妙な硬さを再現できるものがつくれないか考えました。
おこげが「自分で食べたい!」って主張していたのもあって、あごの状態が落ち着いてから
食器にがつがつあごを当てずにすむように、ほどよい大きさをキープしつつ絶妙に柔らかくやさしく崩れるもの・・・を考えた結果、テリーヌっぽいものを作りました。

レバーテリーヌ風

◎レシピ
【鶏レバー・豆腐(豆腐は鶏レバーの半分の量)・ゼラチン適量】

  1. 鶏レバーをゆでる
  2. 1.を裏ごしする
  3. キッチンペーパーで20分程度水を切った豆腐とまぜ、ゼラチンを溶かしたお湯を少しずつ入れる
  4. トレーに入れて冷蔵

柔らか目のテリーヌ、という感じだったかな?ゼラチンの量を調整するのが難しかったです。
うまくできると程よく固まりになったまま崩れなかったので、おこげも食べやすそうでした。

テリーヌからパテへ

食べる量が少なくなっていき、毎日出ていた便が出なくなったときは
ゼラチンが腸によくないのかも・・・と考え、ゼラチン抜きで作っていました。
3.の段階でゼラチンを入れず、1回分ずつラップで包み冷凍。
食べる分だけ解凍していました。
この時には固形物がのどを通りづらくなっていたので、豆腐は水を切らずにそのまま使用。
テリーヌではなく、レバーパテよりもどろどろしたものに変身しましたが、それがよかったようです。

赤ちゃんホンポ 大活躍!

おこげの気道が徐々に狭くなり、固形物が通りにくく、一度にたくさんの量を食べられなくなりました。
少ない量で栄養が取れるものはないか・・・赤ちゃんの離乳食がいいのでは?と
近所の赤ちゃんホンポに通って、玉ねぎの入っていないものを探して購入。
瓶に入ったタイプや、お湯で溶かしてつかうタイプなどなど
バラエティに富んでいて、おこげもおいしそうに食べていました。

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食べる量が少ない中、なるべく多くの栄養をとってほしかったので、
朝と晩の食事に加え、午前中とおやつと夜食という食事時間も加えて
離乳食やレバーパテ、牛乳やヨーグルトを水で薄めたものをミックスして与えていました。
味はわかっていなかったかもしれませんが、その時々で混ぜ合わせるものを変えてみたり。
ちょっとでも食いついてくれるととてもうれしかったです。

パピー期や妊娠期のドッグフードや缶のフードなどでも、栄養価が高いのでいいかもしれません。

怖い脱水症状

診察にいったある時に「脱水症状気味だ」と診断されたことがありました。
自ら水を取ることもないので脱水症状には注意が必要でした。
OS1を薄めてあげていました。

ポ〇リやア〇エリよりも味が濃いような気がしますが、最後はほとんど水分も飲めなくなったので薄めずに与えていました。

食事は楽しい時間にする

どんな時も食欲旺盛だったおこげが、食事を前にしても見向きもしなくなったのは本当にショックでした。
それでも「食べるかなぁ、どうだろう・・・」と心配そうに見たり、「あぁ、こんなに残しちゃった・・・」なんて
がっかりしないように(そういうところをおこげの前では見せないように)していました。
そういうマイナスの気持ちもダイレクトに伝わってしまうので、気を付けるのはすごく大切だと思います。

もともと大好きだった「食べる」行為を、最後まで楽しい時間にしたいと
「ぺろぺろゲーム、やるよー♪」とかいいながら、舌や口の周りに食事をぺとっとつけて、それを舐めてもらうの繰り返し、をしてみたり
口をつけたら「食べたねー、えらいね!」と毎回絶賛していました。

おこげも「食べなきゃいけない」と思っていたのか、毎回身体を起こして食器に向かって歩き、少しずつ少しずつ食べてくれていました。
食べ物がのどに通るたびに気道をふさいでしまい苦しくなるおこげ。
食後はぐったりしてしまうので、食後はしばらく酸素を吸わせる毎日でした。
「食べる」行為が命を削っているようにも見えました・・・
それでも最後の最後まで自分で起きて食器に向かっていき、懸命に食べていました。

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