ドッグランの使い方
2020/04/03
犬の勉強を始めてすぐに「ドッグパーク」というところを見学させてもらいました。
「ドッグラン」と言った方が通じるかもしれないですね。
用途はドッグランと同じく、犬がリードオフで遊べる場所ですが、そこは「ドッグパーク」という名称でした。
ドッグパークは会員制で、会員が入口で受付を済ませるとアナウンスが流れます。
「○○ちゃんが入ります~」
先にドッグパークに入っているワンちゃんたちの飼い主さんは、そのアナウンスを聞くと
自分のワンちゃんをそばに呼び戻し、リードをつけます。
中にいる子たちがリードをつけたのを確認して、新しい子もリードをつけたまま入口から入っていきます。
ワンちゃんが落ち着いてから、飼い主さんたちは静かにリードを離していっていました。
ワンちゃんたちは自然に近づき、とてもおだやかに、さらりとあいさつをしていました。
見学したときはその重要性にあまり気が付かなかったのですが
後になってすごく大事なことだとわかりました。
ドッグランでの事故って本当に多いのです。
事故までいかなくとも、ドッグランが大っ嫌いになっちゃったワンコもたくさんいます。
過去の記事でも触れていますが
「ドッグランのイメージ」
「ドッグラン」という名称からくるイメージのせいではないかと。
「ドッグ(犬)」が「ラン(走る)」というイメージから、そこに入ったらワンちゃんは走らないといけないって思ってる飼い主さんが多いです。
ワンちゃんをあおって走らせたり、
中にいるワンちゃんに無理やり近づけて遊ばせようとしたり、そんな必死な方(真面目な方なのかな?)もよく見ます。
また、ドッグランの入り口からリードをはずしちゃってる方もよくいらっしゃいます。
たまに、本当にワンちゃんたちが楽しそうに全力疾走を始めることもあります。
その風景を見て、ほっとした様子の飼い主さんたち。
それがちょっと長く続くと、私たちの緊張感は高まります。
どのワンちゃんをどう止めるのが一番安全か…そんなことを考え出します。
犬たちが興奮している中、何が起こるか。
楽しくて高まる<よい興奮>と、緊張した時に高まる<悪い興奮>があります。
時に、犬たちの興奮の種類が一瞬で変わることがあるんです。
また、興奮して走っている犬がほかの犬にちょっかいを出して勃発する喧嘩もあります。
今まで楽しそうに走っていたのに、急に喧嘩をしはじめた。なんていわれますが
必ず原因と前兆はあります。
ワンちゃんが興奮するポイント(新しい犬が入ってくるとき、楽しく走っている時間が長くなってきたとき、他の犬にちょっかいを出し始めた時)
がわかっていれば、事故を防ぐことができますよね。
とにかく、自分のワンちゃんをよく見ておくこと!です!ワンちゃんを守れるのは飼い主さんしかいません。
「せっかくドッグランに来たんだから、遊びなさい!」「ウチのコ、ドッグランで全然走らないんです…」
大丈夫、ワンちゃんも遊ぶ相手を選びますし、遊びたかったら遊びます。ニオイをかぎたいならかぐし、地面のにおいの方が気になるならそちらをかぎます。
過ごし方はワンちゃんそれぞれ。だから「ドッグパーク(犬の公園)」なのです。
安全を確保すれば、ドッグランはいろんなワンちゃんにも会えるし(交わらないでも見るだけでも十分です)脳にも身体にもいい刺激を与えられる素敵な場所です。
賢く楽しく使いましょう♪
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