条件付きイイコ
「うちのコはイイコです」って、あんまり堂々と言われる方はいないのですが
それでも
- 「<大きい犬が来た時だけ>吠える」けど他は吠えない
- 「<おうちでピンポンがなった時だけ>吠える」けど他は吠えない
- 「<寝起きの時だけ>触るとうなる」けどその時以外は触ってもうならない
- 「<ほかの犬にうなる>」けど吠えるまではしない
などなど、条件付きの<イイコ>ですって言われる方は結構いらっしゃいます。
愛犬とまったく同じ状態の犬を見たら、イイコであるとは思わないかも。
実際の犬の状態と、飼い主さんが把握している状態が乖離していること、よくあります。
条件は増えてきて無理が生じる
そして「条件付きイイコ」は、何も対策しなければ「いいコではないときの」条件が増えていきます。つまりは問題は大きくなっていくということ。
- 「<大きい犬じゃなくても>吠える」ようになるし
- 「<おうちでピンポンがなった時だけじゃなくても>吠える」ようになるし
- 「<寝起きの時だけじゃなくても>触るとうなる」ようになるし
- 「<ほかの犬にうなるだけじゃなく>吠える」ようになるし
こうなるとさすがに「イイコ」ではなくなるので、この状態になって相談に来られるパターンも多いです。
ご相談に来られた方には、いつからその状態になったのか?をお聞きするのですが
「最初はね、大きいコだけに吠えてたんですけど、最近はもう見えた犬すべてに吠えるようになっちゃって…」とか
「最初はね、ピンポンに反応していたんですけど、最近はもう家の前を人が通るだけで吠えるようになっちゃって…」とか
そんな感じです。
目を背けているのかも
現象は自覚しているけども(この時点では)大した問題じゃないので放置していて、大した問題になってきたところで慌てて駆け込んでくるパターンは往々にしてあります、が、
「大した問題」になっても、なっていなくても、飼い主さんは「条件付きイイコ」を貫いているパターンもありまして…
ニンゲンの心の深ーいところを探ると…現実から目を背けてる、見えないようにしている、認めたくない、という気もちが動いてるんじゃないかなと感じる方もいらっしゃいます。
※無意識レベルくらいの深いところなので、当のご本人は自覚してないし否定されると思うのですが。
時間軸を「今」+「未来」まで広げよう
「今」の時点では問題と思っていない、また「そのうちよくなるだろう」という考えや、なぜかよくある「大人になったら落ち着く・無くなるだろう」という思考?などで放置または経過観察みたいなことが多いのですが…
今の状態だけでなく、その先このコがどうなるんだろうという「未来」までも見据える視点姿勢を養ってほしいなぁと思います。
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