「人」に目が向いているcloverがやっていきたいこと
毎年冬至のころに翌年のざっくり指針を決めたりしています。
今回は、「そもそもこの犬業界で私は何をしたいんだ?」ってことを考えるに至りまして
最初の最初まで回顧することがありました。
せっかくなのでちょっとここにまとめてみようかと思います。
犬同伴の場所に行った時の驚き
犬と暮らした経験もないまま犬の専門家になることを決めて学校に通い勉強をしていたのですが、
そこでは一人に一頭「担当犬」が付きまして、そのコをトレーニングしてテストに合格する、というのが認定条件の一つに入っていました。
初めて「担当犬」といろんなところへ出かけたり、うちに泊まりにも来てもらったりして、疑似的ですが「犬との生活」を送ってみる中で…
事前に犬同伴OKのお店を調べる、宿を調べる、犬に負担の少ないルートを調べる…などなどやることがたくさんあり、しかも一緒に過ごせる場所が少なくて驚きました。
こんなにたくさんの人が犬と一緒に暮らしているのに…
で、実際に犬OKのお店や一緒に泊まれる宿など行ってみると、
まぁ吠える、落ち着かない、なんて犬が多くて驚きました。
そんな犬でも連れてくる人がいることに素直に疑問を感じたりして。
「犬OK=犬だから吠えてもOK」「犬OK=犬だから汚してもOK」みたいな図式が利用者にはあるのかな?と率直な疑問が出てきたりしました。
…ああそうか、だから犬同伴可の施設が少ないんだ。
- これって犬のしつけ方を知らないから?よくならなくてあきらめちゃってるの?
- 面目を保つため?「叱ってるふり」をしている人が多いなぁ。「私はちゃんと叱ってるけど、言うことをきかない犬」という構図を作ってる
- 犬と暮らしていても、やっぱりほかの犬が吠えっぱなしだったりうろうろしていたら気になるよなぁ。
- ずっと犬が吠えていたら人間側も(耳が)慣れちゃうのかなぁ?
- 犬と一緒にいても、犬が好きな私でも気になるのだから、ましてや犬が苦手な人などはより一層悪いイメージがついてしまうのではないか…?
そんなことを素朴な疑問として感じていました。
そのころから、犬よりも人、人の心理?みたいなものに興味が向くようになったのかなという感じです。
私がしたいこと
そんなことから、学校の卒業課題の研究テーマを「ペット共生住宅の課題」として、犬との暮らしでよくあるトラブル(住宅をはじめ、宿や食事ができるところなど)を調べたりして、結果、
- 犬の生態を知って、犬への負担を減らす
- 犬への正しい伝え方で、いい行動を伸ばし、悪い行動をなくす
- ゆがんだ「犬至上主義」は無くし、他の人への思いやりを持てるようにする
こうなれば犬と過ごせる場所が増えるのではないか?とまとめた…気がします。(すごいざっくり経過ですが…)
そこからcloverのビジョン(指針)をつくり、今に至っている感じです。
cloverのビジョンとクレド
だからどちらかというと「犬」よりも「人」に目が向いているのです。
オンラインコンテンツ