ロックしてますか?
2019/08/20
フレキシブルリード。
リールの部分に長いリードが収納してあって
長さを自由に調整できるリードです。
最近よく見かけます。
広い場所でワンコを走り回らせたいときに使えますし、
トレーニングで「離れて待たせる」の練習をするときにも便利です。
ただ、正しい使い方をしないと
大変危険なものになります。
手元のリール部分でロックがかけられるようになっていて
ロックをかけると長さがそこで固定されます。
が、ロックをかけていない状態で散歩させている場合が多いような気がします。
ワンちゃんが引っ張れば、簡単にリードが伸びていきます。
どんどん前へ進めます。
飼い主さんとの距離が遠くなっている状態をよく見かけます。
リードが細いものが多いので、
飼い主さんとワンちゃんの間のリードがよく見えず、
間を自転車が通り転倒してしまう事故や、
子供が走りぬけようとして転倒してしまう事故が後をたちません。
また、リールが自動的に巻き戻る力は弱いです。
遠くまでいってしまったワンちゃんを引き戻すのは大変。
向こうから怖がりのワンちゃん、「イヌ」が苦手なワンちゃんが来ても
そんなの構わずに近づいていけちゃいます。
怖さのあまり相手のワンちゃんが攻撃をしてきたら・・・・
そのときはなれたところにいる飼い主さんは助けることができるでしょうか?
イヌが苦手な方が向こうから来た場合
リードがどんどん伸びて近づいてくるワンコをどう思うでしょうか?
急に車が飛び出してきた場合、長いリードを引っ張ってワンコを引き戻すのは
とっさには反応できません。
ロックをしないと引き戻しもすぐにはできません。
ワンコを自由に走り回らせるときも注意が必要です。
足にリードが絡まって、さらに引っ張られると足をしめつけ、
ひどいと脱臼してしまったケースもあります。
こんな、扱いが難しいフレキシブルリードを使っている風景を
よく見かけるので、正直ひやひやしています。
散歩のときはある程度の長さでロックをしておくか、
フレキシブルリードではなくて普通のリードを使用するほうが
安全で安心だと思います。
人がいない、広い場所でのびのび走らせたいときに
普通のリードからフレキシブルリードにつけかえるというのもひとつの方法です。
いろいろなグッズが出ており、便利なものもたくさんありますが
「道具」は、きちんと説明書を読んでから
正しい使い方をしないと、時には危険な武器にもなりえます。
ペットショップ、インターネットショップなどで道具を購入するとき
正しい使い方や、まちがえた使い方をしたときの危険性など
きちんと説明を受けてから購入ができるようなシステムができれば
本来は便利な道具で事故は起きませんよね。
オンラインコンテンツ