WANランクアップ通信

犬との生活2.0 横浜市で犬のしつけ・イベント・セミナーを行うclover(クローバー)のブログです

愛犬家のたしなみ 日常

ちょっとずれちゃったかな?犬への想い

2020/04/03

今日はちょっと毒づきますよ
都内のおっしゃれな街、静かな通りを歩いていたときのこと。
遠くからとっても大きなベルの音がしました。
カウベル?牛がつけるような大きなベルの音です。
一緒に歩いていた数名と、その音のする方を見ると・・
向こうからMシュナウザーが歩いてきました。首輪にカウベル付けてます。
リードはついていません。
え?一頭で歩いてる??飼い主さんは?!?!?!
ちょっと心配していると
少し後ろから飼い主らしきおじさんが歩いてきました。
私たちは
ワンちゃんがつけてるカウベルの音と、ノーリードで歩いている状況から
ワンちゃんに注目していました。
とにかくベルの音が大きい!自然と音のする方へ目を向けてしまいます。
さらにそのワンコ、小さなバックを口にくわえて歩いていたんです。
バックには何か文字が書いてありましたが、何と書いてあるかまではわかりませんでした。
で、そのワンちゃん、ビルの角にシャーっとマーキング。
でも飼い主さんはなんもせず。
私たちがワンコに注目しているのを見て
ものすごーーーくうれしそうにほほえんでいらっしゃいました
もうあからさまに喜んでいる・・・
「かわいいですね」とか話しかけられるのを待っているオーラが出てました。
見るところ、私たちのほうじゃないでしょ。
あなたのワンコがマーキングしてるでしょ。
ワンちゃんに持たせているバックは小さいし、飼い主さんは手ぶらなので
トイレシーツも水の入ったペットボトルも持たず、
マーキングしたことはスルー。
ワンちゃんがくわえたバックには何が入っているんでしょう
せめてウンチ袋は入っていてほしい・・・
そのまま、ワンちゃんと飼い主さんは
ドッグフレンドリーの飲食店へ入っていきました・・・
ワンちゃんがマーキングしたのは、そのお店の角・・・
私はそのお店もよく使うんですが、
ドッグフレンドリーとはいえ、犬同伴していない普通のお客様も利用するカフェです。
そこへノーリードで入るのか・・・
おじさんは
何をアピールしたかったんでしょうか・・・
私と一緒にいた方たちはこちらの業界ではなく、
ごくごく普通の方たちなのですが
口々に
「あの犬、リードつけてなかったですよね・・・危なくないですか?」
「飲食店にマーキングしてましたよね。飼い主は後始末何もしないんですね」
「ベルの音が大きすぎる・・・」
などなど感想を言ってました。
(ここではこの辺にしておきます・・・)
うちの子いい子でしょ、かわいいでしょアピールをしておいて、
マーキング行為はスルーするという
なんともちぐはぐな飼い主さんでした。
でも、少なくとも私と一緒にいた方たちには
飼い主さんの思惑?!どおり「犬がいい子・可愛い」とは思わなかったようです。
犬がかわいそう、って言ってました。
私は正直、一緒にいた知人たちがそのようなとらえ方をしてくれて、安心しました。
私たちのような犬の専門家や
犬と飼い主との<絆>を人前に見せるような人たち(具体的に例を挙げないでおきますが)
は、特に気を付けないといけないな、と思います。
見せるところは、そういうところじゃないはず。
ノーリードの犬を見て「よくしつけられた犬だな」と感じる人だけじゃない。
感心するところはそこじゃない。
真似してほしいのはそこじゃないはず。
そこだけ真似されるのは思惑外のはず。
伝え方が違うと、思わぬ副作用を生みます。

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